マクロビオティックわの会(合宿)ならびに第7回公開マクロビオティックを開催しました!

開催日時:2021年10月2日(土)~4日(月)

第一部:2日15:00-17:00「マクロビオティックわの会総括と今後 」
第二部:3日9:00-11:30 「今までのマクロビオティックの功績と問題点/AI社会で何ができるか?」
第三部:3日14:00-16:45 「日本文化とマクロビオティック」(ベトナム・アルゼンチン・アメリカとオンラインで繋いで)
第四部:3日19:00-21:00 第七回公開マクロビオティックわの会
「メンタルと食」~ストレス社会に負けないたおやかな心
第五部:4日9:00-11:30 「これからのマクロビオティック」

出席者:磯貝昌寛、磯貝柚佳里、小島也主子、斉藤武次、千葉芽弓、永井邑なか、七林秀郷、橋本宙八、茂木紀三巴、森薫央、山口眞利枝、吉度ちはる、和田正宏(50音順、敬称略)

オンライン参加:石井三郎、オブライエン、櫻井裕子、桜沢珠紀、ヒメナ、村井友子

ゲスト参加:有澤七梨

第一部 マクロビオティックわの会総括と今後(司会:千葉芽弓)

振り返りと課題、今後のビジョンについて話し合いが行われた。
マクロビオティックの活動がZoomを通じて拡がり、全国に情報が伝わったことや大きな進歩である。
とりまく時代背景や世の中の背景が大きく変わる今、マクロビオティックの叡智はより世の中にとって必要である。
ビッグな先代たちの亡き後の三代目、四代目となる我々やこれからの人達がマクロビオティックをどう伝え継承していくか。
本会の主旨は学んでいく同志としてより深めあう研究会として発足。その軸はぶれずに哲学としての進化を深めつつ、会は自由で活動的なシンクタンクでありネットワークであるべきである。
一方で、一般社会から乖離せずに、しっかりと根を張り、マクロビオティックの本質的世界観やマクロビオティック生活の楽しさを伝えることや、時代ニーズにあった必要な課題やテーマについて考えるヒントを与える場や、等身大での伝承も両輪で進めていくことが必要である。
個々での活動をシェアリングし、高めあう場として、また問題が起きたときにはバックアップし合える仲間としてつながり合えることも必要であろう。

第二部 今までのマクロビオティックの功績と問題点/AI社会で何ができるか? (司会:中島デコ)

コロナに突き付けられた転換期にある今、20~30年先を見据えデジタル社会のスピードや変革にマクロビオティックはついていかねばならない。遺伝子操作、ワクチン社会など自然医療で対応できないフェーズに入った今、どうやって自然に帰ることを訴えていけるのか?

第三部 「日本文化とマクロビオティック」(ベトナム・アルゼンチン・アメリカとオンラインで繋いで)(ナビゲーター:七林秀郷、司会:磯貝昌寛)

ベトナム、アルゼンチン、アメリカそれぞれのマクロビオティックについてのプレゼンののち、日本文化とマクロビオティックについて討議・意見交換が行われた。

第四部 第七回公開マクロビオティックわの会「メンタルと食」~ストレス社会に負けないたおやかな心

1.「食による心身一体」橋本宙八

マクロビオティックとは食による心身一体法である。自然と自分のからだを合せる。
足し算ではなく、汚れを落とせば病気は治る。命の断捨離が必要。
そのために「半断食」による心身改善が有効である。
半断食合宿を通じてたくさんの人が改善することをみてきている。
心の病は社会とのかかわりで、肉体の病は自然との乖離で起きる。
今は生命の危機の時代であるから、食で身体の中を自然にすること、自分のからだの声を聞くこと

2.「子供たちの即時とメンタル」和田正宏

はじめ塾にも行き詰った子供たちが多々来る。発達障害も別の学習をすることで情報処理の仕方が変わり治る。
安心からしか意欲は生まれない。安心すれば子供たちはなんでもやりたい。
“やりなさい”と説得するのではなく解放してあげる。体が動けば心は動く。
食は添加物、動物性、牛乳などが減り、よく噛んで穀菜食中心になると“感じる”力がつく。味覚が研ぎ澄まされるとそれまで味がないと思っていたものも美味しく感じるようになり、他の感覚も目覚めて感じられるようになる。
生活とは成功体験の積み重ねであり、そこから自信と生きる力に繋がる。 

3.「うつ・精神疾患への対応と食事」山口眞利枝

たおやかな心とは、たわむ枝のようなどんな困難にも負けず、折れそうで折れない心。
ストレスフルな社会において罪悪感を持たない、むりをしない、いつも自分のご機嫌を保つ。女性が女性らしく、自分が楽しむこと。
生命体としての光不足になると引きこもりや不潔または潔癖症になる。
すなわち、昼夜逆転生活で太陽を浴びない、インスタントや冷凍食品、添加物の多い食べ物、米不足は精神疾患を生みやすい。冷凍商品は体の芯が冷え、思考が止まる。

4.「沖道ヨガとしてのうつ病対策」石井三郎

陰性の飲み物や食べ物の摂り過ぎと、その影響を受けやすい人がうつ病やノイローゼになりやすいと考える。
あらゆる病は呼吸・食事・身体の使い方・考え方・環境という人間として絶対不可欠なもののバランスが崩れたということである。

第5部 これからのマクロビオティック (司会:橋本宙八)

マクロビオティック発祥の地日本としての立ち位置、世界をリードすることを考えてこの会を成長していけるとよい。
大切なことをすべてを包含しているマクロビオティックの生命観がヴィーガンに埋もれないためにどうすべきか。

・自分の判断力を上げる。試行錯誤し、失敗を楽しみながら実践すること。Non Credo 自分の命として考える。
・資格を摂るだけで応用ができていない人が多い
・大和魂を守る。食べ物が変われば心も人生もかわる
・マクロビオティックはすべての分野の本当の道(Tao)を探る術、予防医学の軸にあろう。これから探求すべきことは無限にある。宇宙の秩序を深堀りしていき、絶えず陰陽論を勉強する。
・本当においしくてからだによい前代未聞の料理を陰陽論で作りあげる