2022年2月21日(月)に「第8回【公開】マクロビオティクわの会」をZOOMにて開催しました。テーマは「「スイーツと糖質 Q&A ~甘いものが止められない人たちに~現代における甘味と糖質の捉え方について」。今回は予め視聴者からの質問を集め、それにパネラーが答えるという形式で開催されました。
■開催日時:2022年2月21日(月)19:00~21:00
■出席者:
ファシリテイター: 磯貝柚佳里
石井三郎、大島弘故、岡部賢二、小島也主子、斉藤武次、櫻井裕子、桜沢珠紀、高桑智雄、千葉芽弓、中島デコ、永井邑なか、橋本宙八、村井友子、茂木紀三巴、山口眞利枝、吉度ちはる(50音順)
■一般参加者:計85名(含、録画視聴)
甘いものへの欲求はなぜ起こるのか?甘いもの依存のメカニズム
・ご飯が足りない(おかずが多い)
・陽性過多
・緊張
この3つが主に引き起こす
・糖はエネルギーとして生きるための欲求であり、霊長類に必須な欲求
・味覚の欲求は塩味や酸味などは5%ずつ程度で、80%は甘味だという
・早く燃焼させエネルギーにしたいという体の欲求
・人は何かが足りないと感じるときに食べる”食べもの“ ”エネルギー“ ”睡眠“そして多くは”愛情“不足の時に食べる
・不快な感情をコントロールするときに食べる{エモーショナル・イーティング}は、幸福感を与える食べ物(砂糖など甘いもの、炭水化物や脂質の多いもの)を食べたいという欲求になる
・甲田光雄先生は「砂糖の害はおそろしい」という著書の中で、糖の加工の方法が問題と言っている。暑い国のものを加工して食べる事が陰陽で考えると問題。
・黒糖のような精製しない雑味のある甘さが食べられない子が増えている。糖の在り方が変わっている
糖質の種類について
(どの糖分はいいのか?などの質問に、甘味の分類・整理)
【第一世代】
植物から人の身体で自然に得られる甘み
・穀物△▽
・堅果類・イモ類・野菜類 ▽
・果物▽▽
【第二世代】
植物から人が自然に抽出・濃縮して得られる甘み
・穀物(米飴、麦芽糖など)
・野菜(甜菜糖・黒糖など)
・果物(果汁・ドライフルーツ)
・蜂蜜 ※蜂が鼻から抽出・濃縮
植物から人が自然に発酵して得られる甘み
・穀物+酵母(甘酒、みりん)
【第三世代】
植物から人が科学的に加工して得られる甘み
・精製糖、白砂糖
植物から人が科学的に合成して得られる甘み
・サッカリン、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテーム
人工甘味料について
安くて甘い、人工甘味料の不自然な甘味が多く使われており、それは味覚を狂わせる。
アメリカなどの遺伝子組み換えのとうもろこしが原料となる異性化糖(ブドウ糖果糖液糖)、フルクトースコーンシロップなど、化学合成甘味料は、発がん性やホルモン異常、依存性、うつ病や心筋梗塞リスクなど様々な健康弊害が挙げられており、甘さは砂糖の数十倍にも及ぶ。
企業はカロリーオフや、血糖値を上げないなどと謳い商品が出回っているが、鵜呑みにせず、原材料を確認する。
・同じ糖でも形を変えていろいろなものが出ている。
・医師でも糖尿病患者などには人工甘味料を勧める人もいる。
・アスパルテームは海外では防虫剤として使われている。精子へのダメージ大、
・日常生活で入ってきてしまった合成物は、汗をかく、入浴後に体操をする、温冷浴をするなど“出す”ことを心掛ける。
まとめ
食べ物に善悪をない。砂糖の害を回避しながら楽しむ方法を皆模索している。大森先生がかつてそのうち年とともに食欲はなくなる、と言っていたことがわかる年齢になってきたが、食べ物への執着にどう向き合うか?どういうからだと心を作りたいか、どんな人生を送りたいか?目的を考えて、砂糖を欲するからだや心に向き合う。甘いものについてはまだまだ掘り下げると話は尽きない、また続編も企画したい。