
プロフィール
1935年、埼玉県加須市生まれ、現在はさいたま市在住。
高校3年の秋、恩師塚田喜文氏より『永遠の少年』(桜沢如一著)をプレゼントされ、食べ物を通してモノを観るという世界観に共鳴、無双原理の面白さに夢中となる。翌年1月より自宅にて食生活の改善に取り組む。しかし、家人には理解されず19歳の夏家出を決行、渋谷区代々木西原の桜沢主宰「メゾン・イグノラムス」へ入所。はじめ台所の手伝い、それから代理部で食品と書籍の販売を経験した半年後、吉見クリマックと共に念願の平和運動「世界政府」新聞の編集に携わる。
1959年、関東短大英文科(教職課程)卒業。半年間教鞭をとるも、翌年自動車業界に転身。9年間新車デーラーに勤務後、自ら中古車販売店を開業、後にマツダのオートザム新車販売グループへ参加したが、これは大失敗!
以前、日本生産性本部労働アカデミーに通い、日本のある自動車デーラーの賃金体系を考察(卒論を書いた)したことを思い出しながら、日本経済のバブルとその崩壊をもろに実体験させられた。
しかし、1970年、35歳の時に始めた私設「モニコド文庫」では、仕事の傍ら文学書の他、桜沢の著作を始めとするマクロビオティックの関連本、及び「新しき世界へ」、「コンパ21」、「宇宙研つうしん」、「真・食養会」等の雑誌を購読、意識的に資料を収集してきて現在に至っている。
そして、2004年の春、大阪の正食協会主催で開かれた桜沢如一没後38周年記念「遺徳をしのぶ墓参会」への出席を契機に、2008年には手作り本『知らなかった国よ―MI日記―』を出版(2015年に文芸社にて文庫化)。その後日本CI協会の「桜沢如一資料室」の設立に参加し、最近はもっぱら桜沢の著作とその関連本の再読、また執筆活動に専念している。
著書には、『知らなかった国よ』の他に、『愛に盲いて―青春の日の自画像―』、(有)あうん社出版の『手のひらの宇宙』シリーズ本5冊の中に、それぞれ〈食べ物から見える世界〉、〈表現とは何か〉等のエッセイが収められている。なお、この4月には桜沢先生へのオマージュとして、『マクロビオテイックの世界観』巻1巻2を(有)あうん社から出版した。
自宅での料理教室は毎月1回開催、リマ・クッキングスクール師範科修了の斎藤美千子が担当。他に同じく我が家で隔月に1度、「GO研究会」を若手のホープ七林秀郷氏の司会で開催している。